わははぶた

なぜ豚を飼うことになったのか?

長文ですが、それだけこだわりがあるんです。
読んでいただけると幸いです。

わたしは豚肉が大好きなんです。
外食というと、とんかつ屋を探し回るほどで、毎日でも食べられるものの1つ。
今まで近所の豚農家さんの豚肉を分けていただいていたのですが、最近になってやめてしまって、おいしい豚肉が手に入らなくなってしまったと同時に、 市販の豚肉の味にちょっと不満を感じておりました。

ならば自分らで飼ってみよう。

幸い自分らには牛飼いという畜産業がメインとしてあり、新しく家畜を飼うことへの負担、不安はほとんどありませんでした。

さすがに繁殖からは無理ですので(理由は後述)、子豚を仕入れそれの肥育をはじめました。

またせっかく飼うのだからここはこだわっていいものを作らなければ意味も半減です。なので餌になるものを栽培するところから始めました。

不自然な餌を与えてないため、脂分が甘くて臭みがほとんどありません。部位によってはすこし固めのところもありますが、噛めば美味しさもまた格別、うれしいことに今まで豚肉が食べられなかったというお子さんもこれなら食べられると言われたこともあります。

ただ、人によっては、その臭みのなさが物足りないように感じられることもあるようです。

以上のように、少数飼いに徹底しており、月に1頭分のみの販売になります。また、来月からは焼豚、ベーコン、ソーセージ、ハムなどの加工食品も販売する予定です。

※豚の繁殖力は強く、牛が1年に1産なのに、豚は1年に20頭以上も子豚を生みます。我が家のサイクルには数が多すぎるのです。逆に言うと養豚農家は必然的に大規模経営になるのです。大規模になれば餌を自家生産するなんてことはほぼ不可能です。

 

わははぶたのこだわり

食べ物についていつも思うことは、まず第一に安全性です。悲しいかな今の食物事情ではこんなことを考えねばならない現実。しかし、実際に牛を飼い米や野菜を作って思うに、今の農業、除草剤などやいろんな薬品にまみれています。輸入食料など論外。ついでにいうと輸入飼料はもってのほか!人間が食べるものでも発がん性が疑われるポストハーベストが平気で行われたりするのに、家畜が食べる飼料となるともう野放しみたいなもん。そのいい例がBSEでしたね。

ですので、飼料はできるだけ自給するようにがんばりました。ジャガイモ、サツマイモを植え収穫します。もちろん完全無農薬です。正直豚にやるのはもったないくらい。けど、結局はそれが豚になって自分に返ってくるものですから、ここは手抜きはできません。あとは小麦、そして屑米も自家製です。足りない部分は出先の知れた国産の丹波黒大豆の屑などをやっています。自分たちが安心して食べられるものしか餌として与えておりません。

「自家配合の飼料で飼っています」というような宣伝で豚肉を生産しているところもあるようですが、これは豚用の既製品の配合飼料ではなく、輸入したトウモロコシなどの飼料原料をそれぞれの飼い方にあわせて生産者が混ぜているだけです。ですので、自家生産飼料とはまったく違います。

飼う環境も大切だと思っています。コンクリートの土間で無菌状態に近い環境で飼われた豚は一見清潔でよさそうにも思えますが、わたしたちの考えとは異なります。

私たちは、土の上で飼い、穴掘りをしてどろだらけになったり、掘り返した中から虫や草の根っこを食べたりするほうが自然であると考えます。
スペースも大切です。スペインのイベリコ豚のように1ヘクタールに1〜2頭というすばらしい環境にはとても及びませんが、それでも通常大規模で肥育させるのと比べると1頭当たり50〜100倍以上のスペースを確保しています。おもいっきり走り回っています。大きな穴を掘って遊んでいます。時にはひなたぼっこをしながら…。

そして、時間をかけてじっくり肥育し、通常より少し大きめの状態で肉にします。

美味しい豚肉は、おいしい餌と自然な環境からできるんです。

※おことわり

餌の確保、広い飼育環境を維持するため、1月から7月までの期間限定、そのうえ、月に1頭だけという限定生産となっております。