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このレポートは、2年前の冬(2003年1月)に行われた、食鳥処理衛生管理者の資格講習会の様子を書いたものです。当時書いていたものが、今頃になってふと出てきましたのでご紹介します。かなり長文です…。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 父が死んで、アイガモ処理場をどうするか、という話に当然なるわけで、周りからは今後のことを含めていろいろとアドバイスをしてくれるのでしたが、自分としては、父が死んだ時点ですでに心は決まっていました。牛飼いをしながら、処理場を続ける、と。 しかし、困った問題がひとつ。処理場も無条件でできるわけではありませんで、保健所を通し、都道府県知事の許可をもらわなければなりません。しかも、誰でもできるわけでもなく、食鳥処理衛生管理者という資格が必要です。これは、獣医か大学の畜産関係の学部を卒業したものでしたら、無条件に資格がもらえるのですが、そうでなければ厚生労働省の指定した講習会に参加しなければなりません。 ただ、この講習会がクセモノで、決まった時期にあるのではなく、受講希望者がある程度まとまらいと実施しないらしく、また、それも2年おきくらいの実施とのこと。 ちょうど今年が当たり年で、国内数箇所で実施していたのは知っていて、大阪の受講が秋にあったのでそれを受けるつもりではいたのですが、その時期に体調を崩していたので、受けることができませんでした。 まあ、親父がいるし、別に今受けんでもだいじょうぶやろうとも思っていましたし…。 けれど、ころっと状況が変わってしまいました。 保健所等に問い合わせてみると、資格者が居なくなった場合は、廃業しかない、と無常なお答え…。
●1月14日、水曜日。 有給をとって牛市でした。去勢2頭がけっこう高値で売れ機嫌よくしていた夜、機嫌の良いついでに、あまり深くも考えないで、インターネットで情報収集。ひょっとしたら、そういいながらも今年の春くらいに講習会があるかも?と淡い期待を抱いて…。
●1月15日。 今日は普通の勤務です。あまり休みを取ると、欠勤になってしまうので、牛市後でしんどくても少々無理をしてでも行かねば…。
『食鳥処理衛生管理者の講習が明日から18日まで東京であるけど行ける?急な事なので、受けさせてもらえるかどうか交渉中です(これを逃したら2年後)返事がどうなるか分からないが、心の準備を…!』 おいおい、どういうこっちゃ?詳しい話はなにもわかりません。 「こりゃ行く段取りをせなあかんがな」ということで、場所、交通手段などできることをネットで調べます。
『連絡がありました。明日、9時に受付です。場所は日本食品衛協会のHPをみて。書類は用意しとくわ。宿泊先も探してな』 現在時刻、15:20分。まにあうんかいな?? 「新幹線で行っても、宿泊がつくから高くなるしどうしようか、他は寝台列車しかないな、あ、そうや、特急バスがあるな、なになに、姫路からもあるが、一番安いし…」
なんてこった。 「姫路までクルマで2時間弱、6時には出なあかん、5時に終わってからじゃ間に合わんぞ」と、1時間の年休をもらい、そっこう帰宅。
クルマを飛ばして、約1時間半後には姫路の山陽百貨店1階のチケット売り場へ。チケットをもらうとき、「よく当日になって取れましたね」と…。たしかに、車内は満席でした。
結局、駅に近そうなところに止めました。 けど、これも、チケット買っておいてからでよかったわ。最初は、クルマ泊めてから歩いてチケット売り場まで行こうと思ってたけど、けっこう時間をとられました。 さて、久しぶりの夜行バスです。だいぶ昔に乗って、寝れなかった記憶があり、どうかと思ったけど、あれから時代も過ぎて、きっと快適になっているだろうと思ったのだが、結局バスはバス、寝れませんでした。
どのようにしてでも来れるんですね。 今日は16日。 それにしても、この寒さは何だ?めちゃくちゃ寒いやんけ。おまけに、まだ薄暗く、人通りも少ないぞ。あまりに寒いので、Uターンし、バスターミナルのある建物へ避難した。
明治通りがどこかわからんので人に聞き、会場となる食品衛生センターへむかう。 受付まで時間があったので、ホテルを探そう。 宿泊は東京についてから決めることにしたけど、「東横イン」というホテルが安くてサービスがいいらしい。と、ある先生から情報をもらっていたので、さっそく、東横インの予約センターに電話。 「新宿空いてますか?」の問いに、 受付時間。 本当に受付してもらえるのか、不安がいっぱい。せっかく来たのに、受け付けてもらえなかったら意味が無いもんな…。
しかし、名簿に名前発見!あ〜よかった。が、必要書類の提出はおろか、まだ申し込み用紙も書いていないし、受講料も払っていないぞ。 しかし、ほっとしたのもここまで。 時間が来て、講義の前にオリエンテーションがあり、そこで、開口一番、 「今回からきちんとした服装で受講していただくことになっており、Gパン、サンダルなどでお越しの方は着替えてください」 え〜、どうしよう。まんまGパンにハデな色のトレーナーですよ、きちんとしてないですぅ…。そのまま、足を机の中にいれたまま、身動きができなくなってしまいましたよ。
昼は、近くのコンビニで、パンとおにぎりを買って、会場で食べます。 そして、ホテルを探さなければ。
ホテルも決まると、余計に昼からの講義も眠たくて眠たくて…。 6時を回って、1日目終了。 終了後に、係りの人に、服装の件を相談しました。 今朝、歩いてくる途中に、ユニクロがあったので、そこでなんぞ買わなあかんかと思いました…。 けど、あと2日もあるんかいな、ちょっと気が重いぞ。 帰りは原宿駅まで歩いて、そこから山手線外回りで大塚駅まで。 原宿駅まで歩いて15分くらい、電車も15分くらい、降りてからは2〜3分か。まあ、近いほうでしょう。
しかし、電車が満員電車で、押し込まれようは凄まじいものでした。ようこんなんで耐えれるな、って感じ。 晩飯は、その辺をうろうろ歩いて、無難なところでラーメン屋に入り、ギョウザとチャーシュー麺を食べ、帰りにモスバーガーで夜食のハンバーガーを2個買って帰って帰ろう。 戻って、さっそく1個食べて、風呂に入って寝ます。早く寝たようでも、それでも10時はまわっていたかな。 ようやくゆっくり休めます。 ●1月17日(土) 朝は、8時に出たら間に合うので、余裕を持って7時におきます。朝食のパンとコーヒーはサービスなので、さっそくとりに行きます。 で、部屋に戻って食べるのですが、昨日のモスバーガーがありました。しかし、こちらの食べ物が辛いのか、空気が乾燥しているのか、夕べ異様に喉が乾いて、水分を取りすぎたのがよくなかったのか、腹の調子が悪く、お昼に持っていくことにしました。 で、予定通り8時に出発、今日は土曜日なので、昨日とは打って変わってよく空いてます。会場に着いたのも、予定通り。始まるのも予定通り。 しかし、予定でなかったのは、このあと、開始前の挨拶で、 「昨日、服装のことで皆さんに注意しましたが、約1名家庭の都合で兵庫から飛び入りのような形で参加されている方がおられるのですが、その方は、急なことだったので着のみ着のまま来られたようで、他の服を持っていないということで、まあ、状況もありますので、特例として認めますので皆さんもご了解ください。」と説明してくれました。 びっくりしましたが、これでやっと堂々と歩けるわ…。 講義はあいかわらず眠たい、けど、試験もあるし、と頑張ります。 お昼も、昨日どおり。ただ、今日はハンバーグ弁当だ。けど、買った後、モスバーガーを持ってることに気がついたけど遅かった・・・。が、けっこう腹いっぱいになったので、またお持ち帰り。 講義中に、ふと東京にアンパンマンショップがあるのを思い出して、どこにあるのかを携帯で検索するけど、出てこずじまい。これは、ホテルに帰ってからの宿題です。近ければ子どもらのお土産に何か買ってやれるかな? 晩御飯は、昨日うろうろしてたら見つけた回転すし屋。けっこう並んでいたので、うまいのかな〜って思って入ってみよう。
すでに何人かいたけど、こっちは1人なので、先に座れてラッキー。かに味噌汁と寿司11皿食いました。まあまあ旨かったかな。 あとは、帰りの新幹線の時間を調べたりしただけで、今日も早く寝ます。10時過ぎには寝ました。なんか、せっかく東京にいるのに、もったいないような気もしますが…。 ●1月18日(日) いよいよ3日目。 ホテルもチェックアウトしたので、今日はかばんが重たいです。 洗濯物は圧縮したので、カサは少なくなっていますが。
終わった時間が5時すぎだったので、アンパンマンショップへ行こうと思ったけど、寄り道して帰りが遅くなっても大変だしと思い、まっすぐ東京駅へ向かいます。
銀座線・外苑前から乗り、赤坂見附から丸の内線に乗り換え、東京駅に。 そう時間もかからず、まだ5時半だ。 まずは、チケットを買いに緑の窓口へ。 とりあえず、乗車券だけ買ったものの、座れなかったらしんどいので、また舞い戻って、指定を取る。が、そのひかり325号には、もう禁煙席がなかったのでした。 「わぁ、どうしよう…。ということは、自由席も混むやろうなあ…」 と思っていたら、駅員さんが、
さて、次はおみやげです。 券を買うときに、お土産売り場の場所を聞きまして、改札を入ってそのへんにあるお店で買いました。ついでに、駅弁と。 としていると、もう6時です。 ホームへ上がってみると、すでにのぞみ75号は止まってまして、すぐに扉も開き乗れました。 なんちゅう快適なんでしょう。行きのバスとは大違い。足元も広いし。あ〜よかった。 姫路まで乗り換えなしで3時間8分、姫路には9時21分に着きました。 はやいはやい! クルマも無事で、駐車料金5100円を払って、一路家路へ。 雪も降っていず、播但道経由で、家についたのは10時45分。 はやいはやい! おみやげを、仏前にそなえ、ちょっと飯を食って休みます。 このあと、どうやって講習を急に受けれるようになったかを、家族に聞きました。 だって、状況が何も分からず、聞く間もなく行ったものですから…。 厚生労働省、食品衛生センター、和田山保健所、和田山食肉衛生センターなど、各関係機関のみなさんが、それぞれの枠を超えて連絡を取り合ってくれ、こうした急な参加を特例として認めてくれたそうです。ほんとうにありがたかったです。なんとお礼を言ったらいいのやら…。 堅いイメージしかないお役所ですが、今回はたいへん融通してもらい、法律上廃業しかなかった道を開いてくれました。ありがとうございました。 その後、無事に処理場の相続の手続きも取れ、あたらしく5年の有効期限の許可証を頂くことができました。
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